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失敗力 30代でひと皮むけるヒント

公開日: : 仕事術, 自己啓発

数々の試練や苦しい時代を乗り越えたからこそ、的確で熱く胸にグッとささる言葉があります。

失敗を乗り越えながら時代の最先端を走りつづける有名人にフォーカス。そのモチベーションや失敗感にせまっていきます。

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題名 失敗力 30代でひと皮むけるヒント
著者 週刊ジョージア編集部(編)
発行 株式会社KADOKAWA

内容

本書は、スマホアプリ『週刊ジョージア』に連載中の「ほろ苦インタビュー」を加筆・修正したものです。

1章は、GLAYのリーダーであり所属事務所とレーベルの代表取締役も務めるTAKUROさん、人の上に立つ者としての「リーダー力」について。

2章は、RHYMESERのカリスマラッパーの宇多丸さん、守りに入らない戦いをするための「ペーペー力」について。

3章は、ピン芸人としてだけでなく多彩な才能を発揮するマキタスポーツさん、上手にコミュニケーションをとるための「チャーミング力」について。

4章は、ジャーナリストの津田大介さん、フットワークの軽さを維持するための「継続力」について。

5章は、毒舌キャラで大ブレークしたタレントの坂上忍さん、失敗に冷静に向きあうための「ネガティブ力」について。

6章は、クレイジーケンバンドのフロントマン・横山剣さん、不完全な自分を受けいれるための「ブレブレ力」について。

7章は、TBSドラマプロデューサーの植田博樹さん、理不尽な状況を大逆転するための「不条理力」について。

8章は、ドラマ・映画監督の大友啓史さん、チームとしての能力を高める「感情力」について。

9章は、「もしドラ」の作者・岩崎夏海さん、変化を楽しむための「俯瞰力」について。

10章は、マルチで活躍する、いとうせいこうさんと水道橋博士の対談で、最低を楽しむための「連携力」について語り合っています。

こんな方におススメ!

☆失敗がこわくて大胆に行動できない方
☆コミュニケーション能力を高めたいと思う方
☆失敗からはい上がりたい方

感想

さまざまな試練や苦労をのり越えて、第一線で活躍されている11名の先輩にスポットを当て、それぞれが経験してきた30代のすごし方について「失敗」というキーワードを使いアドバイスをおくっています。

宇多丸さんの言葉で心に残っているのが

敗因はちゃんと分析しないとダメ

「勝つ」ことは、運もあるし周りの状況で実力以上の力が出て、たまたま勝てたという場合もありますが、「負ける」ということは、必ず原因があり偶然ということはほとんどありえないので、しんどい作業ですが敗因と向き合う作業をするべきと教えています。

津田大介さんは

ある位置では一番になれなくても、組み合わせることによって一番になれる

と語っています。ある特定の分野には必ず自分よりすごい人がいて、人格なり知識ではかなわない場合があります。

ですが、自分の好きなこと得意なことを2つなり3つ組み合わせることで、そのニッチな分野において一番になれると教えています。

水道橋博士は

気遣いできなくて、残っている人って一人もいないですよ

と言います。これは芸能界だけの話しではなく普通の会社でも同じことが言えますよね。

また、

一人で考えることは大したことない

とも言っています。仕事はほとんどが一人でするものではないから、しっかり信頼関係を築いて助けてくれる人がいることにより、より完成度の高い仕事につながるようです。

いとうせいこうさんは

自分が「失敗した」って分かるだけで、もう成功

と励ましてくれています。例えば心の病は、その原因や症状が分かることで基本的に治っていくと言われています。

失敗もそれがきちんと認識されていれば大失敗を避けるためのワクチンだとも考えられるので、自分で「失敗した」と思えているのであれば大丈夫だとしています。

目次

#01  TAKUROの「リーダー力」
#02 宇多丸の「ペーペー力」
#03 マキタスポーツの「チャーミング力」
#04 津田大介の「継続力」
#05 坂上忍の「ネガティブ力」
#06 横山剣の「ブレブレ力」
#07 植田博樹の「不条理力」
#08 大友啓史の「感情力」
#09 岩崎夏海の「俯瞰力」
#10 いとうせいこう×水道橋博士の「連携力」

【今日おススメした本】
失敗力 30代でひと皮むけるヒント

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