「想い」と「アイデア」で世界を変える ゴミを宝に変えるすごい仕組み 株式会社ナカダイの挑戦
「失敗なんてない!!」
世の中で言われているところの失敗というのは、単に最初の予想と結果が違っていたというだけのこと。
失敗を恐れて行動を起こさないことこそが、最大のリスクなのです。
題名 「想い」と「アイデア」で世界を変える ゴミを宝に変えるすごい仕組み 株式会社ナカダイの挑戦
著者 中台澄之(なかだい・すみゆき)
発行 SBクリエイティブ株式会社
内容
著者の中台澄之さんは、1972年生まれ。東京理科大学理学部数学科卒業後、証券会社での勤務の後、株式会社ナカダイ入社。鉄スクラップ業から総合リサイクル業へと会社を飛躍させる。
また、使い方を創造し、捨て方をデザインする、「リマーケティングビジネス」を考案し、2013年度グッドデザイン賞Best100など、数々の賞を受賞する。
企業には、「廃棄物を減らしましょう」と提案しながら、本当に廃棄物が減れば自社の収益が悪化するという現実に著者は悩ませられました。
「廃棄物処理業を、誰に対しても誇りが持てるようにすることと、廃棄物を減らして収益を上げることを両立することはできないのか?」
そんな疑問に対して著者がたどり着いた解答はこうでした。
「廃棄物をゴミとして扱うのではなく、廃棄物から『素材』を生産する」
廃棄物を素材ごとに分類し直し、さらに、それらを必要とする人に提案するというビジネスモデルをつくり上げる。そうすることで、これまで処分するしかなかった廃棄物が、再び素材として息を吹き返します。
環境ビジネスへの注目の高まりとともに、株式会社ナカダイの事業は順調に推移し、それに伴い多くのメディアから注目されるようになりました。
本書では、これまでの株式会社ナカダイの取組み、そして、これからどこを目指していくのか紹介しています。
また、著者のビジネスに対する考え方や仕事術、そしてそれらの考えに至るまでの生い立ちなども交えて振り返っています。
同業社や経営者の方だけでなく、若いビジネスパーソンにも自分と重ねながら参考になる部分を見つけ読んでいただきたい一冊です。
こんな方におススメ!
☆新規事業を立ち上げようとしている方
☆業界の古い慣習を打ち破りたいと考えている方
☆もっと自分を成長させたいと考えている方
【今日おススメした本】
「想い」と「アイデア」で世界を変える ゴミを宝に変えるすごい仕組み 株式会社ナカダイの挑戦
スポンサーリンク
関連記事
-
稲盛和夫の経営問答 従業員をやる気にさせる7つのカギ
組織の命運はすべてリーダーにかかっています。多くの社員や家族の生活を預かるリーダーは、その使命の重要
-
僕が月300時間の残業を50時間まで減らした方法
「頑張っていれば認められる」は、いまや幻想です。 自分では頑張っていると思っていても、ある日突
-
三ツ星料理人、世界に挑む。
パリでの日本料理店〈OKUDA〉の開店。一度決めたらやり通す。困難は覚悟の上でしたが、「意地でも形に
-
伝わる文章を書く技術
ビジネスシーンでは、必ず「文章にして伝えること」が要求されています。 ふだんはあまり気にするこ
-
ヤバイ出世学 気弱なあなたも会社で一目置かれる心理術
出世する人と出世できない人の違いは何でしょう?それは「評価されるルール」に従って行動しているか否かで
-
P・F・ドラッカーの理論をビジネスに結びつける解説書
次のようなP・F・ドラッカーの言葉があります。 「リーダーシップとは行動である。 マネジ
-
成功の神はネガティブな狩人に降臨する バラエティ的企画術
やりたいことを実現するためには、アイデアをレギュレーション(=規制・規則)に合わせるのではなく、アイ
-
それちょっと、数字で説明してくれる?と言われても困らない できる人のデーター・統計術
本書は、「分析をどう行うか」ではなく「使える分析にするためにどう考えるか」を主眼に置いています。なぜ
-
なぜ一流の人は謝るのがうまいのか
「謝る」と「詫びる」は違います。 部下を動かす、得意先に信頼される、仲間に慕われる。 一