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まずは、自分をまるっと肯定しよう

公開日: : 最終更新日:2015/06/26 メンタル・心理, 自己啓発 ,

心が傷ついているときは、まず自分を全肯定しましょう。

とにかく気持ちのすべてをまるっと肯定するのです。

頭でいろいろ考えるより、まずは心を癒す。改善や解決はあとからゆっくりでいいのです。

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題名 まずは、自分をまるっと肯定しよう
著者 藤村高志(ふじむら・たかし)
発行 朝日新聞出版

内容

著者の藤村高志さんは、1965年山口県生まれ。アルバイトから約1000人の社員を統括する責任者の立場になる。

忙しい仕事のさなか、家庭では妻のうつ、そして離婚など問題を抱える。

そんな中で心理学に出会い、心の大切さ、生きる上で一番大切なものに気づく。

2008年に心理カウンセラーとして開業し「まずは気持ちのすべてを受けとめる!」をポリシーに活躍されています。

心理カウンセラーである著者のカウンセラーの基本は、まずは全肯定。とにかく気持ちのすべてを受けとめて肯定することだと言います。

心が傷ついているときは、頭でいろいろ考えるより心を癒すことを最優先に考え、まず気持ちを楽にしてあげる。改善策や解決策を考えるのは、その後でいいのです。

そして、もうひとつ著者が大事にしていることは、五感をつかって「感じる」ことです。「幸せ」や「愛」は頭で考えるものではなく、肌で感じるものであり、そうすることで「心が喜ぶ」のです。

今の時代は職場でもプライベートでもスマホやPCの画面ばかり見ていて「見る」「聴く」「触れる」などの自分の五感を使う時間が減る傾向にあり、体で幸せを感じにくい社会となっています。

本書では、幸せで充実した生活を送るための「全肯定」そして「感じる」世界を著者独自の視点で解説します。

こんな方におススメ!

☆職場の人間関係がつらいと感じている方
☆がんばっているのに誰も認めてくれないと落ちこんでいる方
☆もっと楽に生きたいと思っている方

感想

悩んだり、落ちこんだり、迷ったりした時にこの本を読むと、見えない何かに押さえつけられていた自分の心がすっと開放され、気持ちが楽になれるような気がします。

心を軽くし、気持ちをすっきりさせるには「自分を全肯定する」ことだと言います。

「あれもダメ」「こうするべき」「我慢しないと」など“自制”は、社会の中で生きていくためには必要なものですが、これが行きすぎると「思考」と「感情の」バランスがくずれて、「感情」が行き場を失い大きなストレスになってしまいます。

ですので、心の奥にある自分の気持ちをしっかり認め、頭で考えたことより心の声を優先させることが重要なのです。

わがままな自分、悪い自分、優しくない自分も全部肯定する。そうすることで本当の自分と向かい合うことができ、自分の気持ちに気づけるようになるのです。

また、本書の中で著者はすばらしい言葉をいろいろ教えてくれています。

「行動」は否定しても、「感情」は否定しない

これは子どもを叱るときにも使えます。ケンカをした場合も、頭ごなしに怒るのではなく、まず理由を聞いて共感し、それから悪い行動を改めるよう教えるのが良いようです。

人は、楽しそうに見えるところに自然に集まる習性がある

人に合わせるのではなく、自分が楽しいことをやっていれば、自然と周りに人が集まりはじめます。ですから無理に好かれようとしなくても、自分のやりたいこと、楽しいことを夢中になってやっていれば、自分を好きになってくれる人が集まってくるのです。

目次

1章 まずは、まるっと全部に「」をあげよう

2章 落ちこんだとき、「不安」や「孤独」を感じたときに

3章 イライラしているとき、怒っているときに

4章 「自分が悪い」「私のせい」と自分を責めてしまうときに

5章 何もかもがつらく重く感じるときに

6章 「五感」で自分を癒していこう

【今日紹介した本】
まずは、自分をまるっと肯定しよう

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