お金が貯まるのは、どっち!?
大切なことは、「お金が増えるのはどちらか?」を常に考えることです。お金を増やした成功者たちは、銀行、保険、住宅などを選択する際に、かならず明確な意図をもっているのです。その意図さえわかれば、だれでも資産を築くことができるようになります。
題名 お金が貯まるのは、どっち!?
著者 菅井敏之(すがい・としゆき)
発行 株式会社アスコム
内容
著者の菅井敏之さんは、1960年生まれ。学習院大学卒業後、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。横浜や東京の支店長などを経験され48才のときに退職。その後起業し、現在は6棟のアパートオーナーとして、年間7000万円の不動産収入を得ています。また、資産形成のための講演やセミナーなどでも人気講師として活躍されています。
本書は、お金にまつわる25個の質問に答えながら、お金を増やす最良の方法を教えています。また、お金を貯める、増やすという考えだけでなく、「銀行からお金を借りやすくしておく」ことで、将来の選択肢を広げることの重要性も説いています。
Part1では、銀行や保険の選択方法について、現在だけでない将来も見すえた活用法を教えます。
Part2では、お金が貯まる生活習慣について、ムダ使いしないで済む思考法を探ります。
Part3では、住宅の選び方について、お金持ちになれる住宅購入法を提示しています。
お金を増やした成功者と言われる人たちは、かならず「お金が増えるのはどちらか?」を考えて決めていると言います。銀行、保険、住宅など資産を増やすために明確な意図をもって選んでいるのです。
本書では読者が正しい選択をできるように、元銀行マンの著者が、お金が貯まる銀行や保険、住宅購入のコツを教えてくれています。
こんな方におススメ!
☆がんばって働いてもなかなかお金が貯まらない方
☆将来独立して事業を始めたいと考えている方
☆不労所得を得たいと考えている方
感想
資産を築く人は、お金を大切にし、お金から好かれる人だと感じました。お金を愛しく思い大切に扱えば扱うほど貯まっていくのです。そのためには、お金が居心地がよいと思える場所をつくることも必要で、お金の家となる財布も清潔な長財布にすることで、お金はよろこんで居ついてくれるようです。またお金は寂しがりやですので、収入を増やし、支出を抑えるなど、仲間を増やす努力を続けなければいけません。
本書では、節約のポイントとして、毎月決まった額が支出される「固定費」の削減をすすめています。その中で特に大きなものは、1.住宅費 2.保険料 3.自動車費 4.教育費です。
この支出額の大きいものを節約することが、お金を貯める最短の道だと言います。この中で最も大きいのが「住宅費」です。この住宅費をいかに抑えられるかが一番のポイントになります。
本書後半では、この住宅費の話しが中心になるのですが、単純に節約の話しだけではありません。著者本人も6棟のアパートオーナーとして年間7000万円の不動産収入があると語っていますので、家は住むだけのものでなく投資の一つと考えます。
住宅を取得する際には、シェアハウス、一部を人に貸す、将来的な売却なども考えて手に入れるようアドバイスしています。まさに「金持ち父さん貧乏父さん」が言うところの、住宅が生みだす不労所得というわけです。
今は住宅ローンの金利が1%台ですので、それ以上のリターンがあればいいわけです。金利の低い今がお金をより多く増やすには絶好のチャンスかもしれません。
目次
プロローグ
Part1 お金が増える「銀行&保険」の活用法は、どっち? Part2 お金が貯まる「生活習慣」は、どっち? Part3 お金が増える「住宅の選び方」は、どっち? エピローグ |
【今日おススメした本】
お金が貯まるのは、どっち!?
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