男の本格節約術―5年で1000万円貯める52のノウハウ
一般的に節約というと主婦が行うイメージが強いものです。ですが、男性が積極的に節約を行うことで家計が劇的に改善します。なぜなら水道光熱費や食費の削減効果よりも男性が支出する金額の削減効果の方がインパクトは大きいからです。
題名 男の本格節約術―5年で1000万円貯める52のノウハウ
著者 柏本湊(かしわもと・みなと)
発行 株式会社ごま書房新社
内容
著者の柏本湊さんは、1968年大阪生まれ。東京大学法学部卒業後に某大手金融機関に勤務。在職中に「会社を辞めても生きていける金融資産を築くこと」を決意し、節約術を実践しながら44才でセミ・リタイヤに成功。
現在、フリーランスでビジネス書、評論、エッセイなどの執筆活動を行っています。本書は、「計画的に節約し貯蓄する仕組み」をつくり上げ、自分らしい生活を手に入れることに成功した著者の節約ハウツー本です。
主婦だけが行う食費や水道光熱費の削減よりも男性又は夫婦で行う節約の方が効果は大きいとして、本書では、主に男性が行う家計管理について紹介しています。
第1章では、著者が節約に取り組みはじめたきっかけについて
第2章では、口座残高を月次管理する重要性
第3章では、無駄な金遣いを抑えるノウハウ
第4章では、家庭での節約実践法
第5章では、職場での節約実践法
第6章では、節約を通した自分らしい生き方の実現
また本書の中で、節約や貯蓄に関する推薦図書が掲載されていますので、人生設計を考える際の参考になります。
こんな方におススメ!
☆なかなかお金が貯まらない方
☆ついついムダ使いをしてしまう方
☆自分らしい生き方を探している方
感想
本書に載っている節約術に難しいものはほとんどありません。ただ継続できるかどうかは、明確な目標と「節約するんだ」という意志が必要です。
著者は「自分らしい生き方とは何か」を考え、会社や仕事にしばられない自分の好きなことに集中できる生活を手に入れるために節約生活に突入しています。そしてある程度の貯蓄という安心を得つつ、理想である、モノをたくさん消費せずシンプルに生き、時間を大切にする生活を手に入れています。
題名には、「男の本格節約術」とありますが、もし結婚している場合には、夫婦同じ認識のもとで行っていかないと目標の達成は難しいようです。本文中でも次のように語っています。
金銭感覚のずれをなくすには、夫婦で一緒に買い物をするのが一番
一緒に買い物をすることにより、食料品や日用品の値段が高いのか安いのか一緒に考えるようになり、自然と感覚のすり合わせが行われるようになります。
同じような金銭感覚を持つことができれば、共通の節約意識も持てるようになり、目標の達成に近づくようですね。
目次
第1章[きっかけ編]“節約男”の誕生
第2章[コントロール編]口座残高を月次管理せよ 第3章[心がけ編]無駄な金遣いを抑える意識を徹底せよ 第4章[家庭での実践編]自家用車は処分・家賃は月10万強に抑える 第5章[職場での実践編]職場の空気や同僚に流されず自分流を貫く 第6章[44歳での到達点]“節約男”のメッセージ |
【今日おススメした本】
男の本格節約術―5年で1000万円貯める52のノウハウ
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