スティーブ・ジョブズのプレゼン資料はなぜスゴイのか?
皆さんが資料作成に費やす時間は、かなりの量になるのではないでしょうか。そのためにプライベートの時間を削り残業するなんてことも・・・
本書が提唱する3つのルールを身につけることで、資料作成に対するニガテ意識をなくし、戦略的資料がつくれるようになります。
題名 スティーブ・ジョブズのプレゼン資料はなぜスゴイのか?―誰でもできるスティーブ・ジョブズの魔法のプレゼン資料作成術!!
著者 山橋美穂(やまはし・みほ)
発行 ゴマブックス株式会社
内容
著者の山橋美穂さんは、東京都出身のプレゼンテーション資料作成アドバイザー。外資系証券会社のプレゼンテーション資料作成チームに就業。その後、資料作成の専門家として、作成代行、コンサルタント、講師等として活躍されています。
最近書店等でプレゼン資料のHow to本が多く出回っています。内容としてはたしかに理にかなった使える技がたくさん載っているのですが、資料作成初心者にとっては情報量が多すぎるなどで、使いこなせない場合があるようです。
本書が提唱するのは、たった3つのルールだけです。このルールはAppleの創業者スティーブ・ジョブズのプレゼン資料にも使われている仕組みであり、誰でも理解しやすく、かつ、戦略的なものなのです。
ここでは、他業種・多目的の何千という資料を作成してきた著者が、資料作成初心者の苦手意識や作業労力のムダをなくすために、ポイントをしぼり込みわかりやすくていねいに資料作成のコツを教えてくれています。
こんな方におススメ!
☆プレゼン資料作成のために残業をしたことがある方
☆残業までしたのに採用されずボツになった経験のある方
☆もっと見やすいプレゼン資料の作成をしたい方
感想
見やすく、皆の共感を得られるプレゼン資料の作成法を初心者にもわかりやすいように、たった3つのポイントにしぼり込んで紹介されています。この3つの言葉は本書のなかに何回も登場しますが、それは次の言葉です。
①色を乱用しないこと
②情報を整理すること
③余白を持たせること
数多くのポイントをいろいろ言われると、情報過多で結果的に頭に残らず消化不良で終ってしまうことがありますが、この中では覚えておかなければいけない重要ポイントが3つだけですので身構える必要はありません。
本書は、教える内容を思い切ってしぼり込み、今日からでもすぐ使え、そして、そのポイントを忘れないようにする、まさに実用書として書き上げてあります。
また、スティーブ・ジョブズのプレゼン資料も全体を通して効果的に配置し、印象に残るように設計されているのです。
さらに著者はジョブズのプレゼン方法を取り入れる際は、「紙芝居をイメージしなさい」と教えています。まず全体のストーリーを作り、そして起承転結で場面を区切った後、伝えたいことを絵にする。ストーリーの流れを意識すれば、スライド自体に説明的な文章を書き込まなくても十分伝わる資料になるようです。
目次
Chapter1 プレゼンテーション資料とは、どのようなものか ・資料の種類 ・プレゼンテーションの目的 Chapter2 自分の意図を明確に伝えられる資料 Chapter3 スティーブ・ジョブズのプレゼンテーション資料はなぜスゴイのか Chapter4 総括 |
【今日おススメした本】
スティーブ・ジョブズのプレゼン資料はなぜスゴイのか?―誰でもできるスティーブ・ジョブズの魔法のプレゼン資料作成術!!
スポンサーリンク
関連記事
-
-
難関資格・東大大学院も一発合格できた! 考える力を鍛える「穴あけ」勉強法
文章に穴があいた途端「これは何?」と目が止まります。そして、前後の言葉を頼りに考えをめぐらせ、穴の答
-
-
図解 頭のいい説明「すぐできる」コツ
伝えたいことが、相手に正しく伝わらない。 お願いしたのに、相手がその通りに動いてくれない。
-
-
これぞ、ザ・ネーミング~。
お客様がふともらす、心の“ボヤキ”を生で聞き、それに応える“義理と人情”のものづくり。 お客様
-
-
成功の神はネガティブな狩人に降臨する バラエティ的企画術
やりたいことを実現するためには、アイデアをレギュレーション(=規制・規則)に合わせるのではなく、アイ
-
-
「想い」と「アイデア」で世界を変える ゴミを宝に変えるすごい仕組み 株式会社ナカダイの挑戦
「失敗なんてない!!」 世の中で言われているところの失敗というのは、単に最初の予想と結果が違っ
-
-
伝わる文章を書く技術
ビジネスシーンでは、必ず「文章にして伝えること」が要求されています。 ふだんはあまり気にするこ
-
-
それちょっと、数字で説明してくれる?と言われても困らない できる人のデーター・統計術
本書は、「分析をどう行うか」ではなく「使える分析にするためにどう考えるか」を主眼に置いています。なぜ
-
-
「空気」でお客様を動かす
人が何かを買うときに合理的な考えに基づいて、すべてを決めているわけではありません。人はその場の「空気
-
-
やむなく営業に配属された人が結果を出すために読む本
売れないのは、商品のせいではありません。あなたが商品の魅力をうまく伝えられていないからかもしれません
スポンサーリンク
- PREV
- どうせ生きるなら「バカ」がいい
- NEXT
- 成功の神はネガティブな狩人に降臨する バラエティ的企画術