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本当に頭がよくなる1分間読書法

公開日: : 最終更新日:2015/04/15 勉強法 ,

多くの人が1冊1分になれない原因は、1冊1分になろうとしているからです。

「すでに1冊1分になったあとのあなた」のイメージをすることで、あとから勝手に1冊1分のスキルが身につくのです。

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題名 本当に頭がよくなる1分間読書法
著者 石井貴士(いしい・たかし)
発行 SBクリエイティブ株式会社

内容

著者の石井貴士さんは、1973年名古屋市生まれ。慶応義塾大学卒業後、信越放送のアナウンサーを経て2003年に株式会社ココロ・シンデレラを設立。現在累計50冊、160万部を突破するベストセラー作家。

『本当に頭がよくなる1分間勉強法』(中経出版)は、57万部を突破し2009年度のビジネス書ランキングで年間ベストセラー1位を獲得されています。

本書は、本1冊を1分で読める「ワンミニッツリーディング」を伝授してくれる内容です。本を早く読むという意味では、速読と同じカテゴリーのスキルと思ってしまいますが、著者は速読とはまったく違うと言います。

速読は文字を目で追って内容を読み取ろうしますが、「ワンミニッツリーディング」の場合は、ただページをめくっていくだけです。

「内容を知りたい」という自我を完全に捨て去ったときに、内容が自然と頭の中に入ってくる。ある意味“禅”の境地に似ていると説明します。

速読は本を早く読むためのメソッド。「ワンミニッツリーディング」はページをめくりそのスピードでダイレクトに内容を頭に入れていくだけというメソッドなのです。

こんな方におススメ!

◇成功するための読書法を手に入れたい方
◇本を読んでいる時間をつくるのに苦労されている方
◇本を「読む」という作業が苦手な方

感想

今まで私が思っていた「読書」とは、まったく違う概念の本の読み方です。

「読む」のではなく「感じとる」、見た瞬間にすべてわかってしまう世界なのです。

文字を目で追ったらダメ、内容を理解しようと思ってもダメ。

本を読みたいという衝動をゼロにして、本を本と思わなくなったときに初めて、内容を感じ取れるようになると言います。

目で活字を追って内容をしっかり理解しながら本を読むことに慣れている人にとっては、かなりハードルが高い読書法ですが、常識を捨て内容を理解しようというモチベーションを手放すことで、1冊1分の境地にたどり着けるようになると教えてくれています。

また本を感じ取る方法だけでなく、成功するための読書術も確立されていました。その方法は、成功している人の本を2000冊読むというものです。

“2000冊の本を読むと、潜在意識が成功者と入れ替わる”

と言います。これは何の本でも良いわけではなく、自分が成功したい分野の成功者を選ぶのがポイントです。

成功の形が違うものをインストールしてもぶれるだけなので、会計士を目指すなら会計の本をひたすら読みこむ必要があります。

そして本を買う場合も迷っていないで、すぐ買うことをすすめています。

“100冊買って、95冊は外れて、4冊が当たり。1冊が大当たり”

1冊1冊で元をとろうとすると後悔します。20冊に1冊しか当たりの本は存在しないので、外れの本を買っても一喜一憂しないで、20冊に1冊も人生を変えるくらいの本と出会えるならば、それですぐ元がとれるので、素晴らしい出会いを逃さないように迷ったら買うという姿勢で本を選んでいくのがよさそうです。

目次

Chapter1 1冊1分で2000冊読めば、人生が変わる

Chapter2 ワンミニッツリーディングのメカニズム

Chapter3 「速読法」と「ワンミニッツリーディング」の違い

Chapter4 成功する人、しない人の読書術

Chapter5 あなたの運命を変える、「本の選び方」

Chapter6 1冊1分になって、「運命の作家」と出会う

Chapter7 本との正しい付き合い方

Chapter8 「1冊1分」になるために

【今日紹介した本】
本当に頭がよくなる1分間読書法

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