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人生が豊かになる〈池波メソッド〉チェイン記憶術

公開日: : 勉強法

「最近物忘れがひどくなった」とか「タレントの名前が思い出せない」と感じていても、実は記憶自体はちゃんとできていて、その「取り出し方」に問題があるだけかもしれません。

「記憶のよさ」とは、覚える力ではなく「取り出し方」にポイントがあります。

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題名 人生が豊かになる<岩波メソッド>チェイン記憶術
著者 岩波邦明(いわなみ・くにあき)
発行 株式会社プレジデント社

内容


著者の岩波邦明さんは、1987年神奈川県生まれ。私立桐蔭学園高校からセンター試験900点満点中881点で東京大学医学部へ現役合格されました。

大学在学中の2010年には、教育コンテンツ開発のルイ・イーグル株式会社を設立し、新しい教育法「岩波メソッド ゴースト暗算」を開発され、若き教育家として注目を浴びています。

〈岩波メソッド〉チェイン記憶術とは、覚えたい情報を「チェイン」というクサリでつないで、それぞれの情報のつながりを強くして一度記憶した情報を、長期間にわたって覚えていられるようにする新しい記憶法です。

「年をとって物忘れがひどくなった」という場合でも、記憶自体がなくなったわけではなく、情報を「引き出す力」が弱まっただけなのです。

情報は頭の中にストックされているのですから「引き出す力」さえ訓練すれば、記憶力は必ず向上すると言います。

情報を「引き出す力」にフォーカスしたのが〈岩波メソッド〉チェイン記憶術なのです。

こんな方におススメ!

◆取引先や顧客の名前などをすぐ憶えたい方
◆試験に必要な知識を効率よく記憶したい方
◆最近物忘れがひどくなったと感じている方

感想


私は30才をすぎてから資格試験に挑戦していた時期がありました。よく年をとって記憶力が弱くなったという話がありますが、私個人的には物事を覚える力は若いころと比べてもそんなに劣ったとは感じません。

ですが、すぐに忘れてしまうのです。覚えられるのですが、覚えたことをどんどん忘れていきます。自分で参考書に書き込みをしながら、それを書いたことさえ忘れています。覚えることよりも、いかに忘れないようにするかに挑戦する日々でした。

その試験はこまかい数字や単語を覚えなければいけなかったので、たくさんのゴロ合わせをつくりました。長いもの短いのもの、出来のよいもの悪いもの色々ありましたが、その中で忘れないで記憶に残ったものは、身の回りの人が登場するものや現実にはありえないくだらないものです。

これまでの自分に関係するものや経験を組み込んでイメージするのがコツ

ゴロ合わせとは違いますが「チェイン記憶術」でも同じようなことを言っています。思い出の人物、好きなキャラクターなどを使うことで忘れやすい「意味記憶」から、より思い出しやすい「エピソード記憶」に近づいていくようです。

記憶力とは覚える能力ではなく、“思い出す(引き出す)”能力のことなのです。

思い出す力を高めるには「きっかけ」が必要なので、思い出に残っている人物やできごと、あるいはそれとはまったく逆にありえない変なもののほうが印象に残るし、思い出しやすいようですね。

いままでの人生でインパクトがあり印象に残っているキーワードを「きっかけ」として、意味のない数字や単語に意味を持たせることがポイントとしてあるようです。

またゴロ合わせと違った「チェイン記憶術」の優れたところは、絵を通じて覚えるところです。キーワードが思い出せなくても、絵さえ頭に思い浮かべることができれば、それを手がかりに記憶の糸をたぐり寄せることができるので、あたまの中の「引っ掛かり」が増えて思い出せる確率が高まっていると感じました。

目次

STEP1 チェインを使って思えてみよう

STEP2 チェインをつくってイラストにしてみよう

STEP3 頭の中でチェインをイメージしよう

STEP4 複数の情報をつないでみよう

STEP5 ながいニュースを覚えてみよう

【今日紹介した本】

人生が豊かになる<岩波メソッド>チェイン記憶術

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