*

「きちんと考える」技術

公開日: : 仕事術, 勉強法

一生懸命がんばっているのに、なかなか評価されない

壁にぶつかり、伸び悩んでいる

日々の仕事に追われ、新しいチャレンジができない

そんな人のために、この本はあります。

IMG_20160423_102155

題名 「きちんと考える」技術
著者 吉田裕子(よしだ・ゆうこ)
発行 株式会社秀和システム
定価 1,300円+税
ページ 191P

内容

著者の吉田裕子さんは国語講師。東京大学文科Ⅲ類に現役合格。超域文化科学分科を主席で卒業後、都内の私立高校や難関大学受験のための予備校の教壇に立つ。主な著書は『品よく美しく伝わる 「大和言葉」たしなみ帖』など多数。

一生懸命がんばっているつもりなのに、なかなか評価されない。

やることが思うようにいかず、伸び悩んでいる。

日々の仕事に追われて、新しいチャレンジができない。

もしあなたがこのような思いを持っているならば、もしかしたら無意識のうちの「思考のクセ」が、あなたにブレーキをかけているのかもしれません。

良かれと思って行っていた日々の習慣が、実は遠回りをする原因という可能性もあります。

自分の思考のクセを意識化し方向修正を図る。本書は、その手助けをしたいという思いから書かれています。

著者自身が実践している思考のコツ、あるいはデキる友人が行っている習慣など、自分の生活にすぐに取り入れられるものを選りすぐっています。

先頭から読まなくても、見出しを見て気になるところだけをチョイスして読むことも出来ますので、まずはざっと目次をながめて気になった箇所だけを読むのも効率の良い読みかたかもしれません。

こんな方におススメ!

☆がんばっているのに、なかなか評価されない方
☆最近、壁にぶつかり伸び悩んでいる方
☆日々の仕事をこなしているだけで、新しいチャレンジができない方

感想

本書を読んだ方が、すぐに自分の日常に取り入れ実践できる思考や行動のコツが、平易な言葉で分かりやすく書かれています。

それは、著者やその周りの友人・知人が実際に行っているコツですので、抽象的なアドバイスではなく具体的で楽しく実践できるものがほとんどです。例えば、

上手く発想するコツは、ターゲットとなる人をできるだけ具体的にイメージすることにあります。

という言葉で、これは商品開発やイベントなどを企画するときの思考法です。(P.29)

現代の風潮は、ニーズが多様化しているので、万人向けに開発された商品・サービスはかえって誰も見てくれない恐れがあります。

そこで新しい企画をたてるときには、他の層に響かなくても良いので、年齢、性別、ライフスタイルまで細かく想定したターゲット層の「欲しい!」「面白い!」を引き出すものを目指します。

一見すると、ターゲットをしぼることで購買層を限定してしまい、成功には結びつかない感じがしますが、一部のコアなファンの心をとらえることで、そこから強い発信がはじまり自然と支持層が広がっていくようです。

また、アイデアの出し方については、

アイデアに関しては、「量が質を作る」といっても過言ではありません。

と語っています。(P.171)

初めから最高の正解などは出てきません。一つの正解だけを追及しすぎると、せっかく生まれたアイデアも打ち消してしまうことになりかねません。

たくさん出した案から厳選する、あるいは案と案を組み合わせることで、名案が生まれてくると教えています。

時間は、皆に平等に与えられています。この本に書かれていることは、時間をかけない思考法とも言えます。時間をかけずに仕事をこなすことで、時間の余裕が生まれ、今までより多くの仕事を行うことができるようになります。

そうすることで、仕事の幅が広がるだけでなく、上司や先輩などから重宝される存在になり、次のステップへ早く到達できるのかもしれません。

目次

第1章 つい、やってしまいがちな思考習慣

1-1 ひたすら悩んでいませんか?
1-2 できない理由ばかり分析していませんか?
1-3 仮定法の発想になっていませんか?
1-4 誰からも支持されようとしていませんか?
1-5 まとめられずに困っていませんか?

第2章 考えるとき、あなたはどこで躓いているのか?

2-1 常に真面目に考えていませんか?
2-2 自分の机でだけ考えていませんか?
2-3 自力だけで考えようとしていませんか?
2-4 短時間で考えようとしていませんか?
2-5 地道にコツコツを目指していませんか?
2-6 トラブル処理に終始していませんか?

第3章 「考えること」について間違った常識

3-1 脳内でじっくり考えていませんか?
3-2 書き出しにこだわっていませんか?
3-3 理論を駆使して考えていませんか?
3-4 自分の直感だけに頼っていませんか?
3-5 メリットに飛び付いていませんか?
3-6 質問されてから回答を考えていませんか?
3-7 細部まで説明していませんか?

第4章 インプットを改善すれば、結果は違ってくる

4-1 一冊を読み込もうとしていませんか?
4-2 通読することにこだわっていませんか?
4-3 情報を多く集めようとしていませんか?
4-4 インプットばかりしていませんか?
4-5 情報を出し惜しみしていませんか?
4-6 興味・関心ばかり追っていませんか?

第5章 頭の中だけで考えない人のデキるノート

5-1 文章だけで書こうとしていませんか?
5-2 ヌケ・モレに神経質になっていませんか?
5-3 ノートの技
5-4 キレイなノートを目指していませんか?
5-5 取りっ放しのノートはありませんか?

第6章 フレームワークの力を借りれば、最短経路で考えられる

6-1 何となく考えていませんか?
6-2 便利なフレームワーク

第7章 創造的なアイデアの生み出し方

7-1 ゼロから創造しようとしていませんか?
7-2 最高の正解を探していませんか?
7-3 同業者ばかり見ていませんか?
7-4 つい現実的思考になっていませんか?

【今日おススメした本】
「きちんと考える」技術

スポンサーリンク

関連記事

三ツ星料理人、世界に挑む。

パリでの日本料理店〈OKUDA〉の開店。一度決めたらやり通す。困難は覚悟の上でしたが、「意地でも形に

記事を読む

勉強がしたくてたまらなくなる本

愚図で先送り人間でも、とりあえずその事実を認めてしまいましょう。 そして、愚図な自分でもできる

記事を読む

頭を下げない仕事術

なかなか相手のOKを引き出せない方、どんなに熱心に頭を下げてもイエスを引き出せない方、そういう方に本

記事を読む

それちょっと、数字で説明してくれる?と言われても困らない できる人のデーター・統計術

本書は、「分析をどう行うか」ではなく「使える分析にするためにどう考えるか」を主眼に置いています。なぜ

記事を読む

仕事。

自由なようで不自由な時代。なかなかチャンスにもめぐり合えない。人間関係もうまくいかない。でも私たちは

記事を読む

成功の神はネガティブな狩人に降臨する バラエティ的企画術

やりたいことを実現するためには、アイデアをレギュレーション(=規制・規則)に合わせるのではなく、アイ

記事を読む

世界一の庭師のビジネスの流儀

大きな仕事、真剣勝負のビジネスであればあるほど、チャンスはそう簡単に巡ってきません。 そんな場

記事を読む

「想い」と「アイデア」で世界を変える ゴミを宝に変えるすごい仕組み 株式会社ナカダイの挑戦

「失敗なんてない!!」 世の中で言われているところの失敗というのは、単に最初の予想と結果が違っ

記事を読む

プレゼンできない社員はいらない

私たちは毎日のように何らかのプレゼンを行っています。 上司に対して、会議の中で、お客様に対して

記事を読む

一流のプロの“頭の中”にある仕事の道具箱

一流と呼ばれ仕事ができる人たちは、短時間で効率よく膨大な仕事をこなし、しかも質の高い成果をあげていま

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


スポンサーリンク

「想い」と「アイデア」で世界を変える ゴミを宝に変えるすごい仕組み 株式会社ナカダイの挑戦

「失敗なんてない!!」 世の中で言われているところの失敗というの

初対面で話がはずむ おもしろい伝え方の公式

どうやったらおもしろい伝え方ができるのか。 元落語家であり、ベテ

仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方

問題解決を促すアプローチは、さまざまあります。 どうせなら笑顔に

やむなく営業に配属された人が結果を出すために読む本

売れないのは、商品のせいではありません。あなたが商品の魅力をうまく伝え

頭を下げない仕事術

なかなか相手のOKを引き出せない方、どんなに熱心に頭を下げてもイエスを

→もっと見る

PAGE TOP ↑