98%の会社で「ムダな会議」が行われています。
ムダな会議とは、何も決まらずに、あるいは決まったとしても開く前と後で何も変化が起きない会議のことです。
なぜこんなに「ムダな会議」が開催されるのでしょうか?
この本には、会議を意味のあるものに変え、スピーディーに成果が出る「活きた会議」に進化させるヒントが詰まっています。
題名 燃える!会議 早く終わって、結果が出る!
著者 プレジデント編集部
発行 株式会社プレジデント社
【感想】
こういう「会議」に特化した本が出版されているということは、この本を読む人がいるからであり、それだけ多くの企業で「ムダな会議」が存在しているということになるのでしょうか。
企業にはさまざまな課題があり、その課題を解決すべく多くの「会議」が開催されていると思います。
ですが、それらは本来の目的を達成できず中途半端な形で終わってしまっている場合が多いのかもしれません。
「会議」」はただ開催すればいいだけでなく、そのやり方にルールやコツがあることをあらためて感じました。
経営者が「会議」を開催すれば活発な議論が展開され課題は解決できる。該当部署から適任者を人選しているので、様々な角度から多様で発展的な意見が出て画期的な道すじを示してくれる。と“打ち出のこづち”的な幻想で「会議」を誤解している場合もあるのではないでしょうか。
ただ開催すればいいだけでなく、開催するにあたってのテーマや目的の策定、出席者の当事者意識、積極的な意見の出る会議の進め方など、有意義な会議にするためのノウハウがあり「ムダな会議」にしないための会議術を身につける必要性をつよく感じました。
目次
第1章 トップ企業の「会議の哲学」伊藤忠社長が指南!「活きたディスカッション」手法 トリンプ流!即断即決の会議技術 日産編○ ゴーンは「自ら語る組織」をどうつくったか 花王編○ 商品に息を吹き込む「車座問答」とは何か 伝説の“ワイガヤ会議”「オデッセイ」が世に出るまで
第2章 会議の技術 徹底解剖「カネを生む会議、不毛な会議」はどこが違うか 「遠慮、羞恥心を消す」議論百出のメカニズム 「自己アピール、本音、反対意見」賢い人の話し方 レッスン2日「仕切り下手」リーダーの大変身 「ポスト・イット、模造紙」議論百出の小道具術
第3章 会議の心理学①なぜ上司の前で意見が言えないのか ②なぜか場が湿る「集団思考のワナ」 部課長必携!「会議進行のタブー」10カ条 無気力、妨害、空回り……「タイプ別」問題児の操縦法 |
↓今日紹介した本
燃える!会議 早く終わって、結果が出る!
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