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お賽銭はいくらがいいのか? ストーリーでよくわかる、経営と会計の実践

本書を読むことで、お金のセンス、収益性のセンス、伝えるセンスの3つの会計センスが身につきます。

会社の実態を“使える数字”で把握し、成功に向かって行動する会計が本書のコンセプトです。

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題名 お賽銭はいくらがいいのか?ストーリーでよくわかる、経営と会計の実践
著者 長谷川浩之(はせがわ・ひろゆき)
発行 株式会社クロスメディア・パブリッシング

内容

長谷川浩之さんは、島根県松江市出身。早稲田大学商学部卒業後、宮司の長男ながら公認会計士となる。会計監査法人での多肢にわたる活躍の後、平成22年神職資格を取得し、日本唯一の「企業応援神主」となる。神道の教えや、敬神祟祖の心をもとに経営や会計の専門サービスを行っている。

本書は、バリバリの営業マンだった主人公が、突然家業の経営を継ぐことになり、会計士のアドバイスを実践していくことで、会計や経営に強くなり難局を切り開いていくというストーリーになっています。

「お金のセンス」「収益性のセンス」「伝えるセンス」の3つの会計センスが身につけられるようになっています。

お金のセンス」では、利益と現金(キャッシュ)の違いなど、お金の重要性について学びます。

収益性のセンス」では、限界利益から強化ポイントを発見する方法など、意思決定に役立つ思考法を身につけます。

伝えるセンス」では、経営計画の作成法と、それを達成する方法について学びます。

本書は、新米リーダーの方をターゲットにしていて、経営と会計のセンスが身につく内容になっています。

こんな方におススメ!

☆これから起業を考えている方
☆組織のリーダーの方
☆経営者の方

感想

新しくリーダーになった方、経理業務だけでなく社長を補佐する立場として数字で会社の状況をアドバイスする方などに対して、わかりやすく経営と会計の基礎を教えてくれています。

ストーリー仕立ての会計本ですので、難しい言葉や詳細で専門的な内容は極力避け、会計初心者の人にも読みやすくなっています。

会計初心者の人にとって一番の壁になるのが、決算書の読み方でしょう。この決算書の意味がなんとなくしかわからなくても本書はスイスイ読めるように工夫されています。

基本的なことですが、会社を存続させる上で重要なのは、数字上の利益ではなく現金(キャッシュ)です。お金の重要性を説きつつ経営に起こりうるアクシデントを題材として、その難題をいかにのり越えるかをていねいに描いています。

どちらかと言えば経理担当者より、経営者の方に読んでいただきたい内容と言えます。

目次

序 章 経営と会計の壁にぶつかる 3つの会計センス

第1章 資金繰り 利益と資金の違い お金のセンスその1

第2章 在庫の山をなくせ! ただし、チャンスは減らすな! お金のセンスその2

第3章 突然の値下げ要請 受けるべきか、受けざるべきか 収益性のセンスその1

第4章 徹底した細分化でポイントを絞れ 収益性のセンスその2

第5章 経営計画をつくれ 伝えるセンスその1

第6章 計画は活きてこそ意味がある 伝えるセンスその2

第7章 会社はプロジェクトの集合体だ! 収益性のセンスその3

第8章 神頼みの本質とは 思考は現実化する

巻末付録 黄金の指標ROA 経営指標のセンス

【今日おススメした本】
お賽銭はいくらがいいのか?ストーリーでよくわかる、経営と会計の実践

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