決算書の読み方が楽しくわかるようになる入門書
数字がたくさん並んでいて「私、決算書ニガテ」という方が多いのではないでしょうか。
決算書は、それ自体は単なる数字の一覧表にすぎません。ですが「地図を見ると景色が見えてくる」という感覚と同じで、数字の意味が分かってくると企業の姿が浮かび上がってきます。
決算書のすべてを理解することは難しいとことですが、決算書をもっと自由にビジネスや投資に役立てていただきたいという思いから、わかりやすい内容で本書は書かれています。
最初は、あまり細かい事を気にせず、とにかく読み進めてみましょう。決算書のおもしろさ!?が徐々にわかるようになってきます。
題名 決算書を楽しもう! 先生といっしょに読み進めるあたらしい決算書入門。
編者 平林 亮子
発行 ダイヤモンド社
【感想】
わたしは本を選ぶときに、まず表紙や題字を確認し、そしてパラパラとページをめくって字の大きさ、行間の広さ、表や図があるかなど見ています。
今回は、決算書の見方をわかりやすく解説している本はないかなと思い棚を探していました。そこで目にとまったのが本書です。
まず表紙、美人の女性が写っています。合格です(笑)。やっぱり美人は得ですね。今の時代、弁護士や医者の先生なども美人でないとメディアは取り上げてくれませんからね。
話は脇にそれましたが、パラパラ内容を確認していくと決算書の解説本にはめずらしく数字が少なく、行間も広くとってあったのでこの本に決めました。
内容としては、題字にもあるとおり難しいイメージのある決算書を楽しく学ぶことに重点を置いて書かれています。また、ユニクロ、JALや任天堂など実際の企業をモデルにして、決算書の見方のポイントを解説していますので、数字だけ見ているとイメージがわきづらい企業の姿もすんなり頭に思い浮かべることができるようになります。
難しい話をなるべく理解しやすいように簡単な言葉をつかい書かれているので、経理業務の新任者や、決算書を投資に役立てたいと考えられている方におすすめの内容です。
目次
はじめに 決算書ともっと自由に付き合おう序 章 「決算短信」はこういうふうにできている
Chapter01 気になる企業の決算短信を見てみよう!登場する企業:ファーストリティリング Chapter02 副業が本業を救う!? アサツーデイ・ケイにみる利益のねじれ現象登場する企業:アサツーデイ・ケイ、サイゼリア Chapter03 企業の健康状態は「貸借対照表」でわかる!登場する企業:JAL Chapter04 貸借対照表で「負債」の中身をチェック!登場する企業:任天堂 Chapter05 キャッシュ・フローをマスターしよう!登場する企業:アーバンコーポレーション、トヨタ自動車 Chapter06 営業キャッシュ・フローがマイナスの会社!?登場する企業:GABA Chapter07 決算短信からビジネスモデルを推理する!登場する企業:グリー Chapter08 知識を総動員して決算書を味わおう!登場する企業:京成電鉄 おわりに 決算書の基本がわかれば妄想はかなり膨らむ |
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