「嫌なこと」をマイナスにとらえないで、自分を変えるチャンスと考えよう
「嫌なこと」があったときに、あなたはどう対応していますか?
「あ~めんどうだな~」
「嫌だな~」
と思うだけで終わっていませんか?
仕事ができる人とそうでない人の差は、実は「嫌なこと」があった時の対応のしかたで変わってきます。
「嫌なこと」には仕事力を上げるヒントがたくさん詰まっているのです。「嫌なこと」があったときに、著者が提唱する“嫌なことノート”に書くだけでストレスが減り、仕事力が上がっていきます。
そして自分が変わることで周りとの人間関係もよくなり、誰からも好かれる人間になっていくと教えてくれています。
題名 書くだけで人生が変わる嫌なことノート
著者 嫌なことノート普及委員会
発行 株式会社アスコム
【感想】
嫌なことがあった時は気持ちがへこみますよね。家庭や職場で、あるいは地域などいろいろな場面で嫌なことに遭遇します。
そんな時に嫌なことの原因を「嫌なことを引き起こした人」に求めるのではなく、自分を変えることで対処しよう。そう教えてくれているのが本書の内容だと感じました。
他人や会社、家庭などの生活環境を変えるのはかなり大変なことですが、自分を変えることはそれらに比べればできることですよね。(これもなかなか難しいかもですが…)
本書が提唱する“嫌なことノート”を書くことにより、自分の気持ちを整理して、自分を変えるヒントを探し、そのヒントをもとに行動することにより、感情のコントロールがうまくいき、コミュニケーション能力も上がると教えてくれています。
本書の中で孔子が説いた人間関係を円滑にする言葉が載っています。
●己の欲せざるところは人に施すなかれ
これは、孔子が弟子から「何かひとつ終身努力しなければならないことを教えてください。」と問われて、語った言葉だそうです。
要するに、「自分にしてほしくないことは、他人にもするな」ということですね。
あいさつをしない。お礼を言わない、お願いしたことをやってくれない、など嫌な思いをすることが多いコミュニケーションにおいて、「自分がされた嫌なことをしない」ことが簡単で誰でもできることですが、一番大切なことかもしれません。
他人を変えるのではなく自分を変える、そうすることでコミュニケーション能力が上がり人間関係、家庭環境や仕事能率が良くなっていく、そのためのツールの一つとして“嫌なことノート”は有効なのではないでしょうか。
目次
第1章 「嫌なこと」に注目すればストレスや怒りがなくなる!第2章 誰からも好かれる人になるための「嫌なこと」活用法第3章 「嫌なことノート」で仕事ができる人になる第4章 「嫌なことノート」の書き方
第5章 「嫌なことノート」を続けるコツ 第6章 「嫌なこと」にはこう対処する |
↓今日紹介した本

書くだけで人生が変わる嫌なことノート
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