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一流の決断力

伝説のディール・メーカーが教える「粘る力」と「割り切る技術」

30代から40代のリーダーの皆さんには“あと一押しする一言”を、20代の将来のリーダー候補の皆さんには“これから迷ったときの羅針盤”となる言葉が本書にはあります。

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題名 一流の決断力 伝説のディール・メーカーが教える「粘る力」と「割り切る技術」
著者 植田兼司(うえだ・けんじ)
発行 日本能率協会マネジメントセンター

 

内容

著者の植田兼司氏は、1974年に東京海上火災保険に入社し25年間国内外の資産運用業務に携わってきました。

そして1999年リップルウッド・ジャパンに移り「ハゲタカ」の異名をとったティム・コリンズのもとで数々のM&A案件を手がけました。

そして、2008年投資会社の「いわかぜキャピタル」を自ら設立し現在に至ります。

 

本書は、若手リーダーや経営者そして未来のリーダー候補を対象にして、「決断の流儀」をアドバイスすることを目的として書かれています。

いかにリスクを最小に押さえるか、いかに難題を解決し困難を成功に導くか、自分の精神をいかに楽に開放するかなど、決断をとりまく様々なシーンを想定してアドバイスをしています。

著者の経験から導き出された「決断の流儀」の根底にあるのは「粘る力」と「割り切る技術」なのです。

日本や米国でタフな仕事をこなしてきた著者が、日本のリーダーや未来のリーダーに対して、次の二つのことを求めています。

一つ目は、リーダーは多くの人の悩みをしかりと受け止めて、なおかつ平然とクリアな決断をすること。

二つ目は、各々が持つハンディキャップを強い精神力で解決し困難を成功に導くこと。

リーダーとして活躍する方が直面する事象にすぐ対応できるように技術的なアドバイスを入れて具体的にまとめてあります。

 

こんな方におススメ!

・リーダーとして重要な決断をせまられている方
・グローバルな市場で成功を収めたいと考えている方
・人生の波にホンロウされている方

 

感想

著者は、東京海上火災保険とリップルウッド・ジャパンで資産運用の仕事に携わってこられました。その過程で、交渉相手や投資先の経営者などが不満を爆発させたり、泣きついたりされたそうです。

そんな自分の仕事を
百人を超える関係者の悩みを両ポケットいっぱいに詰め込んで残尿感いっぱいに全力疾走している感じ
と語っています。

さまざまな困難に直面したときに、どう判断すればいいのか。著者が実際の仕事に取り組んでいく中で身につけてきた方法を分かりやすく、時には厳しく教えてくれています。

 

“決断力は「どうしたらできるか」を徹底して考え抜くことで養われる”
決断力は、一朝一夕には手にすることはできません。若いときからの物事を創造的に解決する姿勢が、近い将来の決断力となって結実すると言います。

 

“悩んで一生懸命やったときに失敗はない。ミスは何も考えずにやったときに起きる“
試行錯誤の結果「AかBか」悩み抜いての決断はどちらも正解。後悔しない決断をしたいのであればとにかく悩み抜くことが必要。

 

“決断に迷ったら「何のためにするのか」という目的を問う”
いかなるプロジェクトも時間が経つにつれ、関係者が増えるにつれ複雑化していきます。「なぜそれをやるのか?」、常に自分に問うことで「何をすべきで、何をすべきでないか」見えてきます。

 

“みんなが賛成したプロジェクトは失敗する”
組織において多くの関係者を納得させるようなプロジェクトは、すでに陳腐なものです。とがった意見も大切で、大勢が即座に賛成しないユニークなプロジェクトが埋もれないようにしなければなりません。

 

“「負け戦の感想戦」が明日の決断につながる”
負け戦からライバルの力量を認め、相手の持つ優位性を認める器量がなければいけない。

 

本書を貫くキーワードは「粘る力」と「割り切る技術」であり、さまざまな言葉でこれらを説明し、次世代のリーダーに対してシビアな言葉の裏に優しさを込めてバックアップしてくれていると感じました。

 

目次

第1章 決断の流儀

第2章 「逆張りの哲学」で勝ち切る

第3章 負けを克服し、逆転につなげる道

第4章 感受性とストレス耐性を磨く

第5章 異質の人を大切に

第6章 変れる者だけが生き残れる

 

【今日紹介した本】

一流の決断力 伝説のディール・メーカーが教える「粘る力」と「割り切る技術」

 

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