「私は私」で人間関係はうまくいく
人生がうまくいかないのは、あなたが「やさしい」からではないですか?
「やさしい」人たちは、自分が傷つく以上に相手を傷つけたくないと思い、考えすぎて身動きが取れなくなってしまいます。幸せになりたいなら、自分という人間をないがしろにしてはいけません。
自分らしく生きるためのヒントが本書にあります。
題名 「私は私」で人間関係はうまくいく
著者 和田裕美(わだ・ひろみ)
発行 株式会社KADOKAWA
内容
和田裕美さんは、京都府生まれ。外資系教育会社での営業時代に、プレゼンしたお客様の98%から契約を獲得する「ファン作り」営業というスタイルをつくり上げ、世界142カ国中で2位の成績を収める。その後独立し、作家・営業コンサルタントとして、幅広く活躍されています。
数多くの営業やコミュニケーションの書籍を著されている著者が、今回は自分らしく生きながら、それでいて人間関係もうまくいくという人生の処世術を教えてくれています。
第一章では、周囲の空気の読み方について。
第二章では、競争しなくても成功できる方法について。
第三章では、自分の本当の心を知る必要性について。
第四章では、人間関係構築法について。
第五章では、「楽に生きる」ために思い込みを捨てる方法について。
第六章では、「謙虚」の本当の意味について。
説明されています。
こんな方におススメ!
☆まわりの空気が読めないと落ちこんでいる方
☆人の顔色がどうしても気になってしまう方
☆人付き合いが苦手な方
感想
今まで何冊か和田裕美さんの本を読みましたが、今回はご自身の経験や和田さんの周りの方のエピソードを加え、リアリティーを持たせた自己啓発本となっていました。
題名にもあるように自分らしくふるまいながら人間関係もうまくいく、こういう人生が理想ですが、なかなかうまくはいきませんよね。
人間関係を良くする基本は、相手のことを第一に考えること、相手がどうすれば喜ぶのかを考え行動すること、つまり「おもてなし」の心が必要ではないでしょうか。
相手に喜んでもらうことで、自分にもそれが返ってくる、その好循環が人間関係を良くするのだと思います。
ですが、人にはいろいろいて、こちらの気持ちが通じる人ばかりではありません。人間には3つのパターンがあるといいます。
①言わないでも分かる人
②言えば分かる人
③言っても分からない人
この③番目の人とのコミュニケーションはもう何をやっても意思疎通が成立しません。本来であれば、その関係を棚上げできれば良いのですが、この分からず屋が先輩や上司で、どうしても逃げられない場合などは最悪ですね。
その場合は、思い切ってこちらから攻めてみるのも一つの方法です。こういうイヤだと思うような関係は、逃げれば逃げるほど追いかけてくるものなので、それを打開するために積極的に話しかけてみましょう。
朝もこちらから明るいあいさつをする。ささいな事もマメに報告する。分かりきったこともあえて質問する。
それをくり返しているうちに、きっと食いついてくるポイントがありますので、そこを深堀りするのです。そうすることで徐々にコミュニケーションがとれるようになる場合があります。
最初は、とことん相手に合わせる。人間関係が出来上がってきたら、少しずつ自分らしさを出していくというやり方もありではないでしょうか。
目次
第一章 まわりの空気を読もうと。がんばりすぎているあなたに
第二章 このしんどい世界の中にも、私の居場所は必ずある 第三章 「私は私」でいるために 第四章 人づきあいは力を抜くくらいがちょうどいい 第五章 どうしても苦しいとき、やり過ごす方法は必ずある 第六章 今日から変る!強くなる! |
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